ペットとして人気のトカゲは何?値段や飼育方法を徹底解説!

ペットとして人気のトカゲは何?値段や飼育方法を徹底解説!

 

 

トカゲは、珍しい外見やユニークな行動などから、ペットとして人気を集めています。本記事では、トカゲをペットとして飼う際に考慮すべきポイントや、人気のあるトカゲ種について詳しく解説します。さらに、飼育に必要な費用や環境、注意点なども紹介しますので、初めてトカゲを飼う方にも役立つ情報を提供します。 

 

 

トカゲを買う前に考慮すべきポイント

 

飼育環境の準備

・ケージのサイズ

トカゲに適したサイズのケージを用意しましょう。ケージはトカゲが自由に移動できる十分なスペースを提供する必要があります。

・床材

ケージの床には、トカゲの種類や好みに応じた適切なサブストレートを敷きましょう。例えば、サンドやココナッツファイバーなどが使われることがあります。サブストレートはトカゲの快適さや衛生状態に影響を与えるため、適切に選ぶことが重要です。

・温度管理

トカゲは体温調節が必要ですので、ケージ内の温度管理が重要です。トカゲが快適に過ごせる温度帯を提供するため、ケージ内に温度計と温度調節器を設置しましょう。一般的に、トカゲの飼育に適した温度は種によって異なりますので、トカゲの種類に合わせた温度設定が必要です。

・隠れ家や装飾品

トカゲは隠れ家や登る場所を求めることがありますので、ケージ内にはトンネルや岩、植物などの装飾品を配置しましょう。これによりトカゲは安心感を得ることができます。

人気のあるトカゲ

・レオパードゲッコー 

1. ケージの準備:

レオパードゲッコーは比較的小型なので、20ガロン(約75リットル)以上のケージが必要です。

ケージは水漏れしない素材で作られていることを確認しましょう。

ケージには、砂利や新聞紙などの床材を敷きます。砂を使用する場合は、消化器官の問題を避けるため、安全な非粘着性のものを選びましょう。

ケージには隠れ家、登り場、温度調整用の石材なども配置します。

2. 温度管理:

レオパードゲッコーは熱帯地域の生息地を持つため、温度管理が重要です。

ケージの一部には暖房用のライトやヒーターを設置し、昼間の温度を摂氏25-30度に保ちます。

夜間は摂氏20-24度程度に下げることが望ましいです。

3. 照明:

レオパードゲッコーは夜行性であるため、強い日光は必要ありませんが、明るい照明を提供することは重要です。

ケージ内には間接的な光を提供するために、ケージの上にある部屋の照明を使用するか、低出力のUVB照明を追加することができます。

4. 食事:

レオパードゲッコーは主に昆虫食です。主な餌はコオロギ、コオロギの幼虫、小さなシーリングワックスワーム、バターワームなどです。

若齢のレオパードゲッコーは毎日、成体は2日に1回程度、適切な大きさの餌を与えましょう。

餌は必ず動物性のものを使用し、栄養価の高い餌を選ぶようにしてください。

5. 水と湿度:

レオパードゲッコーは飲み水と湿度の両方を必要とします。

ケージ内に浅い水容器を設置し、常に清潔な水を提供しましょう。水容器の深さはゲッコーが中に入れる程度に浅くし、水のこぼれや溺れるリスクを避けるために注意しましょう。

湿度はレオパードゲッコーの皮膚の健康維持に重要です。ケージ内の湿度は30-40%程度に保ちましょう。湿度が低下し過ぎる場合は、水容器周辺にミストを吹きかけるか、湿度調整用の霧吹きを使用して湿度を上げることができます。

6. ケージの清掃:

レオパードゲッコーのケージは定期的に清掃する必要があります。

床材はペットシーツなどの場合は毎週交換し、ケージ内の汚れや食べ残しを取り除きましょう。

水容器や装飾品も定期的に洗浄し、細菌や寄生虫の繁殖を防ぎます。

7.値段:

ヒョウモントカゲモドキは値段の安い個体であれば4,000円程度で購入することもできます。ただ、ペットショップなどで販売される場合の相場はだいたい、8000円ぐらいから販売されています。モルフによってヒョウモントカゲモドキの値段は違うので、ヒョウモントカゲモドキを購入する場合はどんなモルフがいるのかについて調べてから購入するのがいいと思います。

 

フトアゴヒゲトカゲ

1. ケージの準備:

フトアゴヒゲトカゲは成長すると比較的大きくなるため、ケージのサイズは重要です。最低限のサイズとしては、長さ120 cm、幅60 cm、高さ60 cm以上のケージが推奨されます。成長に伴い、より大きなケージが必要になることもあります。床材としては、新聞紙、ペーパータオル、無香料の安全なサブストレート(特殊な床材)などが適しています。特に若い個体の場合は、誤って食べてしまった際の安全性を考慮して、飲み込みにくい床材を選ぶことが重要です。

2. 温度管理:

フトアゴヒゲトカゲのためには、日中と夜間の2つの異なる温度帯が必要です。

日中の温度: ヒーターや熱源ライトを使用して、床面の温度を約35〜40℃に保ちます。この温度帯は、彼らが消化を助けるために必要です。

夜間の温度: 夜間は自然状態と同様に、温度を下げます。約20〜24℃程度の温度になるようにします。夜間は暖房装置をオフにし、照明も暗くします。

3. 照明:

フトアゴヒゲトカゲは日光を必要とするため、ケージ内には紫外線B(UVB)照明を設置することが重要です。これにより、彼らは自然な日光を受けることことで、カルシウムの吸収や骨の健康を維持することができます。UVB照明は、適切なスペクトルと強度を提供するものを選ぶことが重要です。照明の配置は、トカゲが日光浴できる場所になるように工夫しましょう。

4. 食事:

フトアゴヒゲトカゲの主要な餌としてコオロギやレッドローチなどのゴキブリが一般的でが、ベビー期やアダルト期などで餌が違い、野菜やフードを与えるので注意が必要です。コオロギなどは主にペットショップやオンラインで入手できます。適切な大きさの昆虫を与えることが重要で、フトアゴヒゲトカゲの口に収まる大きさのものを選ぶようにしてください。

5. 水と湿度:

フトアゴヒゲトカゲは、水を飲むための容器を提供する必要があります。彼らは水を飲むことができますが、水中に浸かったり泳いだりすることは滅多にありません。水容器は浅いものであるべきで、トカゲが容器に入っても溺れることがないようにする必要があります。水容器は定期的に清掃し、新鮮な水を提供することが重要です。フトアゴヒゲトカゲは、乾燥した環境を好みます。一般的には、彼らの飼育環境の湿度は低めに保つことが推奨されています。湿度が高くなりすぎると、彼らの健康に悪影響を与える可能性があります。一般的には、20〜40%の範囲で湿度を維持することが目安です。

6. ケージの清掃:

ケージは定期的に清掃する必要があります。

ケージ内の汚れや食べ残しを取り除きましょう。

水容器や装飾品も定期的に洗浄し、細菌や寄生虫の繁殖を防ぎます。

7.値段:

フトアゴヒゲトカゲの個体の値段 爬虫類専門店にて1~3万円ほどで購入できます。 1万円前後の多くは生まれて間もない個体である場合が多く、環境変化にまだ強くないため、はじめてトカゲを飼われる方は飼育に苦労するかもしれません。 

 

ニホンカナヘビ

1. ケージの準備:

ニホンカナヘビに適したサイズのケージを選びます。成体の場合、最低でも60 cm × 30 cm × 30 cm以上のサイズが必要です。また、ケージは十分な通気性を持ち、脱走防止のための安全な蓋がついていることを確認してください。床材には木屑、ココナッツファイバー、サンドなどが適しています。ただし、ニホンカナヘビは敷いた床材を飲み込むことがあるため、飲み込んでも安全な素材を選ぶことが重要です

2. 温度管理:

ニホンカナヘビは、昼間と夜間の温度帯が異なる環境を必要とします。昼間は暖かくて乾燥した環境を提供し、夜間はやや低めの温度と湿度を与えます。一般的に、昼間の温度は摂氏25度から30度程度、夜間は摂氏20度から25度程度が適しています。

3. 照明:

ニホンカナヘビは自然界では日光を浴びることが多いため、飼育下でも紫外線(UVB)を提供することが重要です。UVB照明は、爬虫類用の専用ランプとして市販されています。これによって、ヘビが必要なビタミンD3を生成し、カルシウムの吸収を助けることができます。日光の明るさや時間帯の変化が重要です。飼育環境では、昼と夜の区別をつけるために明るさを変化させることが望ましいです。通常は、昼間に明るい照明を提供し、夜には照明を暗くすることが推奨されます。UVB照明以外にも、一般的な照明器具が必要です。ヒーターや赤外線ランプなど、温度調節のための器具も考慮する必要があります。これによって、ニホンカナヘビが適切な温度を維持できます。

4. 食事:

ニホンカナヘビは生きた昆虫を好みます。なので、ペットショップなどで売っている小さめのコオロギなどが良いです。コオロギ以外にもミルワームなどの昆虫もよいでしょう。

5. 水と湿度:

カナヘビは水を飲むための水容器を提供する必要があります。水容器は浅くて安定しており、ヘビが容易に入ることができる形状が望ましいです。また、水容器は常に清潔に保つ必要があります。定期的に水を交換し、容器内の汚れや残留物を取り除くことが重要です。

6. ケージの清掃:

ケージは定期的に清掃する必要があります。

ケージ内の汚れや食べ残しを取り除きましょう。

水容器や装飾品も定期的に洗浄し、細菌や寄生虫の繁殖を防ぎます。

7.値段:

一般的な総合ペットショップでは販売されることが少ないように思われますが、一部の爬虫類専門店や熱帯魚取扱店などで数百円程度と安価に販売されることがあるようです。ニホンカナヘビ北海道、本州、四国、九州に生息しており、野生で捕まえて飼育するのも良いでしょう。ただし、むやみやたらに捕まえるのではなく、自分がしっかりと飼えるだけ捕まえましょう。

最後に

トカゲは魅力的でユニークなペットですが、適切な飼育環境と注意深いケアが必要です。レオパードゲッコーやフトアゴヒゲなど、様々な種類が人気を集めています。価格帯は種類や品種によって異なりますが、トカゲの飼育には適切な設備や用品も必要です。温度と湿度の管理、適切な餌と水の提供、環境の模倣、定期的な健康チェックはトカゲの幸福な生活に欠かせません。トカゲを飼う前に、熟考し、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。